面接後の辞退‐応募者には企業を判断する権利がある

先日面接した企業ですが、結局辞退してしまいました。
企業側では前向きに検討してくれており、私さえ良ければ採用の方向で考えていたようです。採用といっても試用期間中はアルバイト扱いの社員候補との事ですから、良いのか悪いのかわかりません。それでも採用して下さるのはありがたいものです。

 

それにしてもなぜ辞退してしまったのでしょうか。
何度も自問自答しましたが、散々熟慮した上での結論ですから止むを得ないとしかいいようがありません。今になってみて勿体無いという気持ちもありますが、雇用条件、雰囲気、環境、相性、将来性、自身の心境や精神状態などから総合的に判断して辞退したのです。

 

面接は採用側の一方的な判断の場ではなく、応募側にも企業を判断する権利はあるはずです。今回応募した企業は小規模で面接官イコール社長でしたので、当方も雇用主を判断する絶好の機会だったともいえます。零細企業の社長との相性は雇用環境の全てを左右するといっても過言ではなく、社長との相性が悪ければ地獄行きは確実です。労働基準法や倫理など関係ありません。私は前職でその地獄を散々味わいましたので、危険な臭いを察知したのかもしれません。

 

まあ、偉そうに講釈を垂れていますが、最大の理由はやはりここで働きたいと思わなかった事でしょう。幾ら理屈を並べてみても要は本人が働きたいと思えなければ意味がありません。条件や環境が良くても本人が魅力的に感じる必要があります。失業者であれば雇用保険などを除いては収入がありませんので、普通なら一刻も早く職につきたいものです。無収入無職の不安定な状況にも関わらず、応募先で働きたいと思えないのは余程の事ではないでしょうか。辞退するのは残念な気もしますが、このように考えれば重い結論だったといえます。

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