前職を振り返っての思い‐中小企業のワンマンは嫌われたら終わり

長年勤めた前職を改めて振り返ってみると本当に無駄な月日を過ごしたものだと思います。
仕事にはスキル、資格、経験、適性、能力など何が必要かなどとよく論じられますが、私が勤めた会社ではそんなものは全く意味がなく、すべてはゴマと色気で説明される職場でした。
中小企業のワンマントップの下では仕事ができるとかできないとか関係ありません。すべてはトップに気にいられるかどうかです。正社員とかパートとかアルバイトとか雇用形態は関係ありません。正社員でも嫌われれば何年も勤めてもたった数日で辞めされてしまいます。私も実際にそうなりましたが、私の前にも何人もトップに嫌われた人が辞めさせられました。
なんであんなに仕事ができて皆から信頼されている人が辞めさせられるのと従業員が皆不信感を持つ事は日常茶飯事でした。それでも誰も文句はいいません。文句をいえば自分もクビにされる事はわかりきっているからです。
そんな理不尽な職場でも長年の不景気と雇用情勢の厳しさを考慮して、ひたすらパワハラに耐え忍ぶ日々が続きました。毎朝出勤するのが憂鬱で、会社に近づくにつれ気分が悪くなったものです。
そうして長年勤めた職場はあっさりと数日で辞めさせられてしまいました。労働基準法などに照らし合わせれば明らかにおかしかったですが、当時は最早そのトップとは関わりたくない、顔も見たくなかったのです。
愛人が昇進し、調子が良く、ゴマがすれる人だけが残る職場は本当に居心地がわるいものでした。
今振り返ってみると本当に無駄な時間を過ごしたものです。

コメント

  1. ミー より:

    こんばんは、お久しぶりです
    世間では連休ですが私達求職者にとっては意味無いですよね
    先日NHK特集番組で女性の貧困の番組が放送していましたが性別に関係なく貧困がひろがっているのだと感じました
    私個人も前向きに再就職活動をしておりますが中々厳しい状況です

  2. ケ・セラ・セラ より:

    ミー様
    コメントありがとうございます。お久しぶりですね。NHKスペシャル「女性の貧困」は私も見ましたが衝撃的でしたね。世間がアベノミクスで景気上昇しているとのまやかしの実態が垣間見えた気がします。景気が上向いていると実感している人は実際には少ないですし、消費税が3%上がる中でトヨタでさえ0.7%のベースアップですから、ボーナスなどの一時金を除けば実質賃金は減少しています。そんな中で大多数の労働者は中小企業に勤め、非正規雇用に従事し、将来の事など考えられない状態です。クローズアップ現代で人口減少社会についても放送していましたが、日本は東京など大都市を除いて全国各地の自治体で人口が減少しており、介護施設でさえ定員割れしているそうです。私達はかつての高度経済成長時代ではなく、完全に新たな時代に入ったものとして今までの常識や考え方を変えた生き方が求められているのかもしれません。

  3. Quisiera より:

    こんばんは。おひさしぶりです。相変わらず転職活動中です。前職をやめて随分と日にちがたち、ようやく仕事に生きがいを見出す必要はない、ともかく生活のためだという心境になれました。そこからやっと腰を据えて活動を始めたのですが、想像以上に厳しい限りですね。最後に就職活動をしたのは5年前でした。そしてこの五年間も非正規だったので正社員を目指しての転職でもあったのですが、5年の間にこうも状況が変わってしまったのかと愕然としています。自分の専門分野も特技も(ここ数年は不本意ながら専門分野というよりはある特技を評価され採用されていました)全く評価されなくなっていました。企業が要求する基準は軽くクリアしているはずなので、やはり年齢なのでしょうか。最終的には自営業を目指すしかないのかなと思っていますが、あと数年は準備のためにも会社勤めをしたいと考えています。ケセラ様は求人雑誌をすすめてあったようですが(記憶違いであればすみません)具体的にどの求人雑誌をみていらっしゃいますか。私は転職サイトやハローワーク、派遣が(ここにきては再度の派遣も仕方ありません)主です。求人雑誌には殆ど目を通していませんでした。転職支援エージェントは、真っ黒な案件(しかもハローワーク案件)しか持ってきてくれなかったので、それが今の自分の市場価値だろうとは実感しております。今は黒いなりに少しでも長く働ける職場を探しています。皆さんが仰るように、世間は大きく二分化の方向をたどっていますね。ここまで来ては後戻りもできないのでしょうが、最近の改悪はあまりにひどいですね。非正規ながらも長期雇用されてた専門職の人達の抜け道も塞がれつつあります。一体、このアベノミクスや自民党政権が今までやってきた事に国民は目を向けることはないのかと、そちらのほうが恐ろしいです。勿論、取って代わるべく野党もないのかもしれませんけれど。長文失礼いたしました。ケセラ様、前職の経験、無駄と仰いましたが、このブログを拝見して決して全てが無駄、ということはなかったと思いますよ。それでは、お仕事頑張ってくださいね。時々立ち寄らせていただきます。

  4. ケ・セラ・セラ より:

    ○○○○○様
    コメントありがとうございます。気持ちの上でも少しでも前進があったとの事で大変嬉しく思います。どのような求人情報を活用するかは希望する職種や地域によって違うので一概にどれが良いかとはいえませんが、私の場合は普通にコンビニに置いてある無料の求人雑誌を見ておりました。そうした雑誌の求人はほとんどが非正規の募集ですが、稀に社員の募集があります。もちろん、ハローワークのインターネットサイトも活用しておりました。どちらにも特徴がありますので、色んな情報源を利用して徐々に自分が求めている情報を探して頂きたいと思います。
    正社員で採用されるのが希望だとは思いますが、場合によっては正社員登用の可能性ありの求人を検討してみるのも良いかもしれません。今はいきなり正社員はハードルが高いので、まずは試用期間3ヵ月とか例え半年でも1年でも後に正社員登用を検討する企業を探してみるのも良いかもしれません。そうすれば比較的応募しやすしいし、企業側もとりあえず使ってみるかという気になるかもしれません。もちろん、派遣の様に可能性アリをうたっていても実際は10年間正社員登用された事はないなんて事もあるので注意が必要です。派遣でなくても可能性があるかないかは面接などして企業の感触を得てみないと何ともいえません。かくいう私も前職は1年間非正規で働いて正社員として採用された経緯があります。でもこれはケースバイケースなのであくまで参考にする程度にして頂きたいと思います。
    今は暗闇の中を手探り状態だと思いますが、活動を続けるにつれて徐々に道が開けてくるのかもしれません。お体に気をつけてあまり悩まないようにしましょう。

  5. Quisiera より:

    こんばんは。返信ありがとうございました。最近は正社員登用の可能性ありな契約社員も探しています。また、とりあえず昇給賞与退職金等内容な正社員でも(将来に可能性があるなら)。しかし全敗中です。まだまだ選んでいるのかもしれません。仰る通り、活動を続けてゆくと傾向や色々と見えてくるものもありますね。ありがとうございました。ケセラ様にも良い縁が巡ってきますよう祈っております。

  6. Quisiera より:

    こんばんは。派遣ですがようやく仕事が決まりました。派遣ですら大変厳しい状況で、正直なぜ採用されたのか不思議です。派遣から契約社員への道もあるようですが、契約社員も5年の上限で切られる可能性のほうが高いと思うと、とてもではありませんが、就活をやめるわけにはいきません。派遣法の相次ぐ改悪に契約社員に関する法律の改悪。自民党の政策は一定数の運のよい人間をを支える為の大量の貧困層をつくり出そうとしているのではないかと疑いたくなるほどです。正規か自営業でない限りずっと職を探す人生かと思うとゾッとしますね。どうかこの状況が打開されることを祈りたいですね。とりあえず、長いブランクのリハビリを頑張ります。ケセラ様もご自愛ください。

  7. ケ・セラ・セラ より:

    ○○○○○様
    コメントありがとうございます。仕事が決まったとの事でおめでとうございます。雇用形態に納得がいかないかもしれませんが、仕事がないよりはマシと考えた方が良いのかもしれません。自営ができるにこした事はありませんが、最近は長年の不景気の影響から自営業者も減っているそうです。正規雇用者の割合も年々減り続け、非正規の割合は男性で大体4人に1人、女性で2人に1人らしいです。税理士や弁護士でさえも数が増えすぎて競争が激しくて満足に食べれない方が多いそうです。どこもかしこも厳しくて一体何をしたらよいかと考えてしまいますが、私も何と答えたら良いのかわかりません。仮に正社員になったとしても長時間労働、サービス残業、パワハラなどで必ずしも幸せになれるとは限りません。過労死とまでいかなくてもうつ病にかかるリスクもあります。こうして考えればきりがありませんが、先の事はこれからとしてとりあえず働けるだけ良いと考えてみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました