宝くじで7億円当たったら働きますか?‐それでも働くのは世間体

当ブログにて早期リタイヤされた方のコメント
(http://jobemp.blog.fc2.com/blog-entry-176.html#comment206)
を頂き、改めて考えた事があったので記事にしてみました。それは、
「年末ジャンボ宝くじで7億円当たったら働きますか?」
「宝くじでもう一生働かなくて良いだけのお金が手に入ったら、あなたは働き続けますか?」
普段の忙しい生活からほんのひと時でも良いから胸に手を当てて、真剣に本心から答えてみてはいかかがでしょうか。
私の答えは「いいえ」です。残された何十年かもしれない人生で十分食べていけるだけのお金があれば働きません。これが大半の人の答えではないでしょうか。
「いや、私は金があっても一生働き続ける」と答える方もいるかもしれません。でも、それは本当に本心から、心の底から出た答えでしょうか。
なんとなくかっこ悪いから、周りの目があるから、世間体が悪いから、世間では働いてないと陰口を叩かれるからと考えているからではないでしょうか。例えば、周囲の人が10人、30人、50人、いや全員金があって働いていなかったら貴方はそれでも働きますか?もし、それでも働きたいと本心から思うなら働いた方が良いと思いますが、ただ単にみっともないとかかっこ悪いから働きたいと考えるなら働く意味がないと思います。

By: Ryosuke Sekido

日本の社会はほぼ単一民族国家で閉鎖性が強く、価値観が統一的な側面があると思います。もちろん、異論があるでしょうが、世界を見渡せば同じ人類、人間が70億人いるなかで日本の人口は1億2千万人に過ぎません。私達日本人が住んでいる社会は世界のわずか70分の1の社会ですし、様々な価値観、生活、意見がある70人の中での1人にしか過ぎないのです。少し極端な意見かもしれませんが、私達日本人が考える価値観、労働観、世間体は絶対的、普遍的なものではないという事です。欧米では年間で2、3か月の休暇をとる事もありますし、アフリカの狩猟民族の生活様式はサラリーマンとは違います。しかし、日本人は世界的には依然として長時間労働やサービス残業が常態化し、有給休暇取得率は低く、男性の育児休業は取りづらく、過労死がなくならないといった状態です。こうした日本の世界的には異常にも見える労働社会が絶対的、普遍的なものでしょうか。コメントして下さった早期リタイヤされた方の不安や悩みは、世界の常識からみて果たしてどう映るでしょうか。こういう意見を述べると中には私達日本人は日本の社会に住んでいるだから日本の常識が私達の常識だと仰る方がいますが、私はそうではないと思います。十分なお金があるなら早期リタイヤ大いに結構だと思います。周りがどう思うが自分が本心から働きたくない、働く必要がなく食べていけるならそれでよいと思います。

 

前々から当ブログでも述べているのですが、世間体や固定観念から逃れて多様な価値観を理解する為にも様々な情報に触れるのは意味があると思います。本を読むのもよいと思いますが、テレビでも世界のいろんな情報を紹介しています。私が好きな番組は「世界の村で発見!こんなところに日本人」、「世界の果ての日本人」、「世界の日本人妻は見た!」、「幸せ!ボンビーガール」、「世界の秘境で大発見!日本食堂」などです。こうした番組を見ているといろんな考え方、働き方、人生があると考えさせられます。
もう1度、自分に問いかけてみましょう。
「もう一生働かなくて良いだけのお金が手に入っても、あなたは働き続けますか?」

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