警備員の仕事内容、求人、給料について

「警備員」の仕事とはどんなものでしょうか。

 

管理人はかつて「警備員」の仕事をした事があります。仕事内容は「交通誘導業務」、「施設常駐警備」や「イベント警備」が主な業務です。

 

まず、「交通誘導業務」とはいわゆる道路工事現場の交通整理です。工事現場で良く見かけると思いますが、赤白の旗や点灯式の赤い棒で交通整理をしている方々です。実際は交通「整理」ではなくて「誘導」と呼びます。「交通整理」は法的拘束力があるもので、強制力を持つ警察官が行うものです。一方、「交通誘導」には法的拘束力がなく、スムーズな交通を促す為に警備員が行うものです。警備員は事故を起こさない様に旗振り、合図をしていますが、法的には私達には従う義務はないのです。しかしながら、警備員は信号や交通規則に従って交通誘導を行っており、私達は警備員と同様に交通法規には従わなければなりません。

 

次に「施設常駐警備」とはマンションや工場の出入口で入退出をチェックするような守衛業務の事です。マンションではオートロックが多いですが、出入口で入退出確認や事務作業をこなす警備もあります。郵便物の保管、各種案内、施設の保守点検、巡回警備等の仕事を請け負います。施設の警備を24時間体制で請け負う場合も多く、交代制で夜勤もあります。

 

また「イベント警備」では自治体のお祭りなど期間限定の警備業務を指します。期間限定ですが、大規模の祭りやイベントなら駐車場管理、歩行者誘導、周辺交通誘導、受付案内業務など、仕事量も人員も多く必要となります。管理人もかつてこうしたイベント警備を担当した事もあり、仕事をしつつも間近でイベントを見れて楽しかった事を思い出します。

 

こうした警備員の仕事は特別な資格も必要ないので、就職のハードルが低く雇用され易い事は事実です。一日中交通誘導をしたりするので結構体力的にきついですが、体を使う仕事が好きだとかとにかく働きたいという方にはおすすめです。

 

但し、こうした警備業界は受注競争が激しく、極限まで受注金額を下げているので必然的に従業員の賃金は低くなります。管理人の場合、日勤8時間労働で8千円、夜勤は15時間労働(仮眠5時間程度)で8千円でした。警備業は夜勤の割り増しが適用されない特殊な職種らしく、1日24時間の内、15時間は職場にいなければならない割りに合わない仕事でした。

 

管理人が警備業にいたのは10年以上前の事なので現状は知りませんが、求人広告をみた限りでは労働条件は当時とあまり変わらないようです。雇用形態はアルバイト等非正規雇用が多く、社会保険が整備されていないケースが多いので覚悟しておく必要があります。

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