再就職先での苦労‐ブランクと環境の変化

晴れて再就職する事ができましたが、再就職先ではとてつもない苦労が待っていました。
まず、仕事のブランクがあり「仕事の勘」は簡単に取り戻す事はできません。失業中は仕事をしていませんから、仕事に対する心構え、態度、気遣い、観察力、判断力等などのいわゆる「仕事の勘」は完全に鈍ってしまいます。世間一般のゴールデンウィークでの休暇でさえ、社会人は休み明けに苦労する事を考えれば、一般的な失業者が再就職した時には仕事の勘は相当鈍っているといえましょう。もちろん、それまで何年も仕事をして来たのですから完全に失われている訳ではありませんが、かつての「仕事の勘」を取り戻すには相当の時間がかかると思います。

 

次に、失業中の不摂生が響いて仕事に必要な体力がありませんでした。再就職先の出勤日までに少しでも体調を整えようとしましたが、長い失業生活の中で身に付いた生活のリズムは簡単には直せません。昼夜逆転生活とまでは行きませんでしたが、度々徹夜が続いたり睡眠不足がちになり、本当に不健康な生活をしていました。仕事もしていませんので、日中何かしらの活動をしていても立ち続ける様な事はありませんでした。失業状態という精神的ストレスも計り知れず、うつ病ではないかと疑われるほど情緒不安定な状態にも陥りました。心身ともに蝕まれ、本当に体力は激減してしまいました。

 

更に、仕事先が変われば仕事内容も全くわかりません。全て一から出直しです。多少経験があるから大丈夫ではないかと思って入ったのですが、職場が変われば仕事内容は全く違うものでした。あまりのギャップにとてもついていけず、まだ数日も経っていませんが正直続けていけるか不安でたまりません。前職には相当年数勤めていましたので、全てを捨てて一から出直しというのは本当に辛いものです。

 

また、仕事先での人間関係も新たに構築しなければならず、神経をすり減らします。前職では長年勤めて出来た人間関係と地位があり、上司との関係以外に苦労する事はありませんでしたが、今回は周囲の方々全て見知らぬ人です。当たり前の事ですが、仕事を覚える以外にも人間関係にも気を配らなければならず、特に最初の期間での良好な関係作りが重要です。

 

以上の様に転職を含む再就職にはとてつもない試練が立ちはだかります。再就職してまだ数日の管理人ですが、世の中の再就職者の方々には本当に尊敬するばかりです。ハローワークで求人票をみたり、職業相談して実際に応募・面接しても会社の実態や仕事内容は実際に働いてみるまではわからないものです。求人票の仕事内容や条件は往々にして実態と違う事も多く、管理人の場合も例外ではありませんでした。休日は実際より少なく、勤務時間も増えていて、決して待遇が良いとはいえません。

 

しかし、今の不況の中、失業している弱みで内定を辞退する事はしませんでした。失業期間も長くなり、これ以上のブランクと精神的苦痛は避けたかったし、何より給料もらって仕事を教えてもらおうという気持ちで再就職する事にしました。一応やるだけやってみて、もしどうしてもダメだったら他を考えようという結論に至りました。これがベストな決断かはわかりませんが、今の管理人には消去法的なベターな選択ではないかと思っています。こんなに力説してもしかしてすぐに辞めてしまう事もありますが、何とか頑張ってみようと思っています。

「再就職先での苦労‐ブランクと環境の変化」への1件のフィードバック

  1. まとめtyaiました【再就職先での苦労】

    晴れて再就職する事ができましたが、再就職先ではとてつもない苦労が待っていました。まず、仕事のブランクがあり「仕事の勘」は簡単に取り戻す事はできません。失業中は仕事をして…

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