ブラック企業の見分け方①‐ブラックかどうかの判断材料とは

前回、「ブラック企業に気をつけろ」で紹介しましたが、「ブラック企業」とは雇用に問題のある企業の事を指します。

ネットで検索すれば情報を得られる場合がありますが、地元の企業の場合は十分な情報が得られない場合があります。

地元での評判を聞いたり、実際に働いている方を知っていれば話を聞けるかもしれませんが、会社訪問や面接だけでは実情が良くわからない事が多いです。

そもそもブラック企業の場合はブラックである事を隠そうとするため、表面上は非常に良い会社に見えます。

条件が悪すぎる、仕事がきつ過ぎる、ノルマが厳しすぎるともなれば、応募してくる人がいなくなるからです。実態は労働条件が悪すぎて入社してもすぐ辞めてしまう人が後を絶たないという事があります。

こうした「ブラック企業」に入社してもあまりの条件の悪さに結局は辞めてしまい、履歴書に傷をつける事にもなりかねません。

ではどうしたらブラック企業を見分けられるのかといえば、ハローワークの職員に聞くのも一つの方法ではないかと思います。

ハローワークの職員は公共機関の職員ですから、この企業がブラックだという事はまず言いません。この企業はブラック企業ですか、と質問しても答えが得られるはずもありません。ですから、別のアプローチでそれとなく情報を引き出す必要があります。

この企業はどのくらいの期間、求人を出しているのですか?今までどのくらいの人数が応募していますか?採用された方は何人くらいですか?など聞いてみる事です。

ハローワークでは企業が求人を出せばその企業ごとに応募状況、面接、採用の結果など一連の情報を積み重ねていますので、応募先企業の募集状況を把握しています。一年中募集を出しているとか、先日大量募集したのにまた募集しているとか、採用辞退が結構あるとか、不信な点が見つかれば要注意という事になります。もちろん、個人情報や企業情報保護の制約もあるのであまり具体的な事は聞けないかもしれませんが、こうした求人・応募状況を聞く事でブラック企業であるかどうかの一つの判断材料にはなると思います。

ハローワークでどれだけの情報を持っているかはその企業の求人実績にもよるので何ともいえませんが、少しでも情報を得る事で、自分の身を守るが大切です。

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