失業したら新規就農又は農業分野で起業する

起業

今空前の「起業ブーム」です。
「起業ブーム」の中でも「農業で起業」する事が流行っています。
脱サラ、リストラされて農業をはじめる中高年、厳しい就職活動の中で農業法人へ就職する若者、自然豊かな田舎暮らしに憧れて農業移住する定年退職者など、農業を始める人も理由も様々です。これらの方は家業が農業といった専業又は兼業農家ではなく、ほとんどは未経験の農業で起業しています。

さて、農業での起業が成功するかどうかは極めて難しいのが現状です。統計的なデータはありませんが、本当にケースバイケースで本人の努力、地域、市場、栽培品種、運など無数の要素が絡み合って結果が生まれます。成功するか失敗するかは定義にもよりますが、経済的に自立できるかどうかを成功とするならば、成功は非常に険しい道のりです。

 

安易な気持ちで準備もなしに「農業起業」すれば最悪借金を抱えて破産してしまいます。
農業をするに当たっては栽培作物の選択、栽培技術の習得、栽培計画の立案、栽培用地の確保、販路の確保、農業機械の購入などやらなければならない事が山ほどあります。

農業をするには栽培の技術だけでなく、事業者としての経営能力が必要とされるのです。当然ですが、サラリーマンなら今まで給料を貰っていたのですが、これからは自分で給料を稼ぎださなければなりません。機械や土地のローンを抱え、肥料代などの経費を払い、四六時中働いても赤字になることもあります。台風や嵐で作物が被害を受ければ収入が途絶える事もあり、何一つ保障のない厳しい世界である事は間違いありません。

 

ですから気軽に新規就農というわけにはいきません。就農を志すには生半可な気持ちでは成功しないと覚悟する必要があります。

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