再就職活動前の職歴の棚卸しと心の棚卸し‐仕事に対するスタンス

投稿者: | 2012年9月30日

以前、再就職活動をする前に自分自身の棚卸しをしなければならないと述べました(「棚卸し#1」。

自分の市場価値がわからなければ、就職活動に成功する事はできません。まずは職歴の棚卸しをして自分に何ができるか、徹底的に洗い出す事が先決です。自分を知らなければ「自分を売り込む営業活動」、すなわち「就職活動」をすることはできないのです。

 

さて、職歴の棚卸しは不可欠ですが、肝心な事を忘れてはいけません。

それは自分の「心の棚卸し」です。

「心の棚卸し」とは自分自身の興味や関心、そして一番大事な自分自身の人生の生き方を再確認する事です。

今の時代、大不況の中で自分の興味や関心、そして人生の事など考えていられないと思うのは当然です。食べていくだけで精一杯で、夢や希望など何の足しにもならないと考えるのも無理はありません。かくいう私も在職時は毎日ひたすら耐えるだけで何のやりがいもありませんでした。それでも「不況だから、不況だから、また職を探すのは大変だから!」と自分の気持ちを押し殺して働き続けて参りました。このように歯を食いしばって働くのは当たり前の事で、仕事さえあれば文句はいえないという考えは当然でしょう。

そうして自分の気持ちなど関係なく、とにかく仕事さえあれば良いという考えに何も異論はありませんが、それでも「心の棚卸し」をする事は大切です。自分の人生を左右するというほど大袈裟な話ではなくても、少なくとも「心の棚卸し」ができているかどうかは仕事の継続性に関わってきます。仕事はどんな仕事でも大変ですが、自分が興味、関心、価値を見出した仕事であれば長く腰を据えて続ける事ができるからです。

では「心の棚卸し」とは具体的にどういうものでしょうか?それは自分はどんな事に興味があって、どんな事が好きで、どんな事に喜びや達成感を感じるのか。自分の人生の中で仕事はどれだけ重要か、単なる収入を得る手段か、それとも自己実現の場か、考え付く事を手当たり次第ノートにでも書き出して行くのです。思いついた事をこの段階では取捨選択せず、とにかく書けるだけ書いてみるのです。

仕事に対する考えは皆千差万別です。生活の手段でしかないのだからとにかく稼げれば良いという人もいますし、昇進や肩書きにこだわって出世したいという方もいます。出世しなくても良いから重責は担いたくない、残業は少ない方が良い、家族との時間を大事にしたいなど、仕事に対する考えは様々です。一方で毎日長時間労働しても稼ぎたい、出世したい、社会的地位を高めたいなど、仕事に人生をかけたいという方も少なくありません。どの考えが良いかという質問は意味がありません。どういう働き方が良いかは自分自身で決める事であり、自分が正しいと思ったらそれが正解なのです。

こうして「心の棚卸し」をする事で自分の「仕事に対するスタンス」が見えてきます。この「仕事のスタンス」を職歴の棚卸しで見出した自分の市場価値と折り合いをつけていくのです。

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