住宅営業職の募集と離職率について

求人情報を検索していると「住宅営業」関連の営業職が多いです。
管理人も「ハローワークインターネットサービス」で検索していると、営業職分野ではほとんどが住宅関連の営業職で占めています。
なぜこんなに求人が多いかを良く考えてみると、「離職率が高い」からではないでしょうか。すなわち入社しても続かずにすぐ辞めてしまうので、常に募集しているのではないかという事です。

 

管理人も不審に思って「転職 住宅営業」などで検索してみると、確かに非常に離職率が高いようです。あるデータでは入社3年以内に8割以上が離職してしまうそうです。人の入れ替わりが激しく、採用のほとんどが中途採用のようです。

 

良く考えなくてもわかりますが、住宅営業ほど営業で難しいものはありません。住宅はそれこそ一生に一度の買い物で、生涯2度も3度も買う事はありません。昨今の不況もあり生涯家を買う事ができない人も大勢います。住宅ともなれば最低でも1千万はするでしょうし、普通は3千万位はするでしょう。簡単に売れる商品ではありません。

住宅営業ではノルマが非常に厳しく、売れなければ辞めるしかありません。メーカーによってノルマは異なりますが、年間3棟とか5棟とか、何千万円もする家を売らなければならないのです。購入者にとっては一生の買い物ですから衝動買いなどあり得ず、小手先の営業も通用しません。購入者と営業とは生死をかけた真剣勝負ともいえます。ですから入社しても1軒も売れずに辞めてしまう方もいるようで、例え1軒売ったとしても次が売れなければ辞めざるを得なくなります。必然的に住宅営業は離職率が高くなるというわけです。

 

もちろん、住宅営業で成功している方も沢山いらっしゃいます。住宅営業を離職率が高いといって否定する気は全くありませんし、そんな事は業界の方にとって失礼です。しかし、募集があるからといって安易に応募すると想像を絶する苦難が待ち受けている事は覚悟しておかなければなりません。自身の適正、経験、興味等を十分考えて住宅営業職を考えたいものです。

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