社会保険労務士の資格を取得して独立する

管理人はかつて「社会保険労務士」の資格取得を志した事があります。
「社会保険労務士」とは労働保険や社会保険関連の申請、報告、請求などの手続を行い、又企業からの労務関連及び社会保険の相談等を生業とする者の事です。企業活動、経済活動にあっては社会保険はなくてはならないもので、「社会保険労務士」は継続的な需要があります。

 

管理人も実は十年以上前に「社会保険労務士」を志した事がありますが、試験に玉砕して結局諦めてしまいました。その頃も失業中で就職に役立つと考えて資格取得を目指したのですが、簡単に取れる資格ではありませんでした。社会保険労務士はれっきとした国家資格で年々その人気は高まり、当時でも合格率は10%に満たない難関資格でした。現在は受験者も増え続け、十年前とは比較にならない難易度となったようです。

 

人気資格で難易度の高い「社会保険労務士」の資格を取得したからといって必ず就職に役立つとは限りません。その資格をどのように活かすのかが重要です。資格の知識を活かして総務や事務の仕事に役立てるというなら良いのですが、資格だけを頼みにして就職活動をしてもあまり効果が出ない事もあります。

 

又、社会保険労務士の資格があるからといって独立して成功できるとは限りません。資格をとったからといって営業で企業を顧客につける事ができなければ稼ぐ事はできません。顧客をつけるには企業に信用されるだけの能力や経験が必要で、例えそれがあったとしても熾烈な営業活動をしなければ仕事を掴む事はできません。開業しても半年、1年、3年無収入という事もあり得るのです。これは中小企業診断士や税理士にもいえる事で、いくら資格をとってもそれだけでは食べてはいけないのです。

 

管理人は労務士の資格を目指して受験したものの、たった1回の失敗で諦めてしまいました。失業したまま受験勉強していたのですが、無職のまま受験勉強するには無理があります。世間では何回受験しても受からない方も大勢いるわけでとても何年も無職のまま、生活を犠牲にして勉強するわけにはいきません。結局、勉強を諦めて就職する事にしました。

 

難関資格で即就職に繋がるわけではなくても、「社会保険労務士」は貴重な資格です。しかし、実際に労務士の資格を活かした仕事をするには絶え間ない勉強も必要です。法律等条文をいくら覚えても実際の手続、運用等は実務を通じて覚えなければなりませんし、法令も改正される場合があります。一度資格を取ったから良いというものではなくて、不断の努力が必要なのです。

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