不採用通知を受け取っても気にしない‐相性が合わないだけ

就職活動をする上で避けて通れないのが「不採用通知」です。

世間ではよく「お祈り通知」とでも呼ばれるそうですが、要は「他の職場でのあなたのご活躍を期待しています」という採用お断りの連絡です。不採用の場合はメールの場合もありますが、大抵は封書で来る事が多く、上記の様な文面が掲載されています。

応募、面接した企業から封書が届けば十中八九、不採用通知である事は間違いありません。

採用の場合はほぼ直接連絡をくれるからです。

さて、この不採用通知は何度貰っても本当に嫌なものです。就職活動をして応募1社目で即採用なんて事は、ないとはいえませんが稀です。就職活動中は大抵誰もがこの不採用通知を受け取った事があるはずです。

社会人になって職場をほとんど変えずに、就職活動などほとんどした事がない人にとっては、この通知は本当にショックです。不採用通知を受け取ると、何か自分自身を否定されたような気持ちになります。自分のどこがいけなかったんだろうか、何が足りなかったんだろうか、と考えをめぐらせ、仕舞いには自分の価値を否定されたんじゃないかとさえ思いはじめるのです。真面目で気が弱い人ほどこの傾向は強く、かくいう私も相当落ち込んだものでした。

しかしながら、就職活動をするには「不採用でも気にしない」事が必要です。1回や2回の応募ですぐ就職できるのならそれでも良いのですが、何回も不採用になるならばとても体が持たないからです。

何より、応募した会社に「不採用」にされたのは何も人間的に劣っているからでも何でもありません。

ただ、「相性が合わない」だけなのです。

就職は結婚に似ています。相手がどんなに収入があっても、容姿がよくても相性が合わなければ結婚できません。これに関しては様々なご意見はあるかもしれませんが、結局は相性が合わなければ一緒にはならないものです。就職にしても世の中には星の数ほど会社があるわけで、社員何千人もの大企業から数十人の企業もあります。落ち着いた感じの職場もあるでしょうし、怒号が飛び交う体育会系の職場もあるでしょう。どちらの職場が良いか、どちらの会社が優れているかというのは意味のない質問で、応募者が良いと思った会社が良い会社なのです。会社は同様に応募者を選別しており、会社独自の基準で良いと思った人を採用しているだけなのです。

ですからあの会社に断られたから自分は駄目だと考えるのは全くのナンセンスという事になります。

不採用通知を受け取ってもその会社とはただ相性が合わなかったと考え、次の応募先を探すのが賢明です。

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